2012年10月17日水曜日

負けず嫌いが・・



ドッヂボール大会の後、ある出来事があったそうです。

クラス担任 曰く

「負けたチームの皆はさすがに悔しそうでしたが、負けず嫌いのみんなが
 ドッヂボール大会で負けたその後に・・・」





子ども達はとても負けず嫌いです。(子ども達のみならず、私もそうですが・・・・)
でも幼稚園というところは、やさしいお母さんがいつも見守ってくれる
「家庭」と言う安全地帯とは違い・・・

人生に於いて初めてとも言える集団生活をするところ。

いくら負けず嫌いでも、すべてが自分の思い通りには進む訳ではないのです。
きっと幼稚園に通う皆にとって、幼稚園は思い通りにならないストレスの多い
環境なのでしょうね。

いつもの楽しい事が・・・主張のぶつかり合いになり、喧嘩になることもありました。





さて、ドッヂボールの試合後、
優勝したチームはニコニコ顔です。負けたチームには悔しさと涙がにじんでいます。

「勝ちたいのに勝てなかった・・」

この想いが、ニコニコしている優勝チームに対するイライラに変わる事も・・・
ピリピリとしたムードが負けたチームに漂い始めたときに、負けたチームの一員だった
負けず嫌いの一人、T君が

「でも・・〇〇チーム 優勝できてよかったね!」と言ってくれたそうです。

それにつられて、他の子どもたちも

「そうだね、よかったね、おめでとう・・」

優勝チームは

「ありがとう・・」

と、優勝した事と同時に、やさしい言葉にも喜んでいたそうです。

優勝チームは、練習で勝てないストレスを乗り越えて、諦めずに優勝を手にしました。
負けたチームは、「勝ちたいのに勝てなかった・・」という悔しさを乗り越えて、
優勝チームに賞賛の言葉を送りました。




担任の先生からこの話を教えてもらったとき、負けず嫌いのみんなの顔が浮かび、
幼稚園の生活で思い通りにならない事に日々葛藤し、その中で頑張り、
成長してくれていた事に思わず、目頭が熱くなりました。


「くるみ幼稚園のみんな、ありがとう」


子ども達から、様々な喜びや感動のギフトをもらう毎日です。










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